オゾンとは?

大気中に存在し、大気を浄化する働きがある

オゾンは大気中に自然に存在し、大気を自浄する働き(脱臭・除菌)をしています。私たちが吸っている空気中の酸素は2つの酸素原子から出来ていますが、オゾンは3つの酸素原子から出来ています。オゾンは不安定な物質であるため大気中にはごく低い濃度でしか存在していません。日差しの強い海岸などでは0.03~0.06ppm、森林では0.05~0.08ppmの濃度が観測されています。

オゾンによる除菌/消臭のメカニズム

強い酸化力により、細菌やウイルスに働きかける

オゾンは3つの酸素原子からなる酸素(O2)の同素体です。分子をひとつ切り離して酸素に戻ろうとする性質があり、その際に切り離された酸素原子が強い酸化力を発揮します。オゾンは、切り離された酸素原子の強い酸化力で、細菌やウイルスなどに働きかけるメカニズムにより、除菌効果を発揮します。

除菌目安の計算方法

オゾンは、除菌の目安を公式で求めることが可能

オゾンによる除菌は以下の公式から除菌の目安が算出が可能であり公共性が高い除菌方法と表現が出来ます。

 公 式
オゾンの理論濃度理論濃度(ppm) = オゾン発生量(mg/時間) ÷ 体積(㎥) ÷ 2.14
CT値(除菌の目安)CT値 = 濃度(ppm) × 燻蒸時間(分)

試験データ

除菌効果試験

使用した細菌 黄色ブドウ球菌
試験方法 検体 作動 検体 作動せず

試験機関:公益財団法⼈岡⼭県健康づくり財団

●オゾン濃度 : 0.05ppm ●試験庫 : アクリル製 内容量200L

●検体 : オーニット製オゾン発生器

消臭効果試験

試薬 メチルメルカプタンナトリウム溶液
試験方法 検体 作動 検体 作動せず 検体 作動せず

試験機関:⼀般財団法⼈⽇本⾷品分析センター

●オゾン濃度 : 0.05ppm ●測定ボックス : 約1㎥

●検体 : オーニット製オゾン発生器

※内蔵しているオゾン発生体メーカー(オーニット株式会社)による試験結果 

※本実験結果は、オゾンの基礎的な研究データであり、生活空間での使用条件と異なります。製品の性能を評価したものではありません。感染の防止を保証するものではありません。

低濃度オゾンガスによる新型コロナウイルスの不活性化試験について

2020年5月1日に奈良県立医科大学が高濃度オゾンガス(1.0~6.0ppm)、2020年8月26日に藤田医科大学が低濃度オゾンガス(0.05または0.1ppm)による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活性化についてのプレスリリースを行っています。
藤田医科大学は、「人体に安全な低濃度オゾンガス(0.1ppm未満 1日8時間/週40時間以内 日本産業衛生学会勧告)では、特に湿度の高い条件で効果が高く、継続的に低濃度オゾンガスを処理することにより、新型コロナウイルスの伝播を低減できる可能性があることを示唆する基礎研究となった」と発表されています。
当社では、高湿度(90%)でも安定してオゾンの生成可能なオーニット(株)製の低温プラズマ発生体を使用しています。
出典:藤田医科大学プレスリリース

※オゾンには、ウイルスなどを抑制する効果が認められていますが、感染の予防を保証するものではありません。