2つのタイプでさまざまなシーンを徹底除湿

特長

システム設計に最適

除湿空調の目的に応じた機種選定ができ、幅広いシステム設計が行えます。

極低露点除湿が経済的に

ドライセルにプレクーラ・アフタークーラなどのシステム装置を組み込み、標準再生(140℃)で極低露点除湿(−60℃DP)が行えます。

湿度・露点制御が容易

再生加熱空気温度を変えるだけでスムーズにコントロールできます。

イージーメンテナンス

装置の構成がシンプルなので保守・管理も簡単です。

コンパクトなボディ

パッケージ小型シリーズは、湿度コントロールの必要な部屋の中に、直接設置することができます。また装置の移動も簡単です。

運転操作が簡単

電源を入れ、操作スイッチのON-OFFだけで運転が行えます。

連続除湿

独自の除湿ロータ回転機構により、安定した除湿性能を連続して保つことができます。

システム図

ドライセルは基本的に、除湿ロータ・駆動装置・エアーフィルタ・再生ヒータ・再生ファン・処理ファンなどから構成されています。

  • 除湿ロータ(シリカロータ)は、除湿ゾーンと再生ゾーンとに分割されたチャンバー内で低速回転(8~20回/時)し、除湿ゾーンでロータを通過する多湿空気中の水分を吸湿し、除湿乾燥空気を供給します。
  • 吸湿したロータは再生ゾーンへと進み、再生加熱空気により水分を大気中へ放出します。
    ※再生熱源として、電気・蒸気・ガス・排熱を選択できます。ただし、ガス・排熱の場合は間接熱交換が必要となります。
  • 除湿ロータは乾いた状態となり、再び除湿ゾーンで吸湿を行います。ロータの回転により連続除湿が行われます。

除湿ロータ(シリカロータ)

ドライセルには独自の吸湿ロータを採用しています。エレメントには、活性シリカゲルをハニカム状に合成結合した素材を用いており、いったん空気中の水分を吸着したロータは、ある程度以上の吸着を行うことがないので結露を生じません。

用途

ドライセルの代表的な使用例

全外気式
プレクーラで外気を冷却除湿しドライセルで低露点まで除湿する。

粉塵、溶剤などが発生し再循環使用が困難な場合。

全循環式
外気の取り入れを必要としない場合全量空気を循環させ、室温はアフタークーラで調節する。

各種製品の保管庫など。

外気混合式
外気と還気をミックスしてクーラとドライセルで温湿度を調節する。

高精度な温湿度制御を必要とする場合。