Growth [人材育成]

研修体制

ES事業部では横浜テクニカルセンターと神戸テクニカルセンターを設置しており、テクニカルスキルとヒューマンスキルについて導入研修を実施しています。テクニカルスキルの研修は、機械系、電気・電子系、組み込み・制御系すべての分野に対応可能です。機械系は製図や3D CAD、電気・電子系は電気回路基礎にはじまり電気CAD、測定器研修などを行います。組み込み・制御系はCPU基盤を使ったプログラミングを行います。ヒューマンスキルの研修は機械系、電気・電子系、組み込み・制御系問わず同じ研修を受けていただき、ビジネスマナー研修やコミュニケーション研修などを行います。

講師は現場経験の豊富なベテランエンジニアが担当し、実際のプロジェクトで求められる各種スキルについて具体的なアドバイスを交えながら、一人ひとりのレベルや能力に応じた研修を組み立てています。プロジェクト配属後は先輩社員の元でOJTを行いつつ、勉強会やeラーニングなども用意しており、努力次第で実力を伸ばしていけるようなフォロー体制を整えています。

【導入研修〜業務開始まで】

入社時は、各自の保有スキルはさまざま。そのため、講師が個人のレベルに合わせて研修を進め、期間は数週間から3か月ほどとなります。

  • 入社説明

    ルールや情報セキュリティ、服装などについての説明を入社初日に行います。配属先でも困惑することがないよう、通常より厳しいルールを設けています。またコンプライアンス研修では、実例を交えつつ具体的な対策を議論することで、コンプライアンス意識の浸透を目指しています。

  • ビジネスマナー研修

    社会人経験のある方に対しても、改めて基本を認識してもらう目的があり、全員にビジネスマナー研修を行います。また業界ごとのローカルルールなどもあり、実例を交えつつ学びます。

  • 通常研修

    実務経験のあるベテランエンジニアが講師となり、個人のスキルに合わせた研修を実施します。

    • 機械系: 機械設計の基礎、CADの基本・実践操作方法など。
      3Dプリンターを使ったものづくり研修も実施します。
    • 電気・電子系: 電気回路設計の基礎、電気系CADの基本・実践操作方法など。
      実際に手を動かす半田付けの研修も行います。
    • 組み込み・制御系: C言語の基礎、CPU基板によるプログラミングなど。
      ロボットプログラム研修も実施します。
  • コミュニケーション研修

    コミュニケーション力向上を目標に、グループディスカッションを行います。プロジェクト配属後の人間関係構築やスムーズに職場に馴染むためにも有効です。またゲーム形式の研修や、自身のコミュニケーションタイプ分析なども行います。

  • 懇親会

    会社に早く馴染んでもらう目的で、研修のあとはテクニカルセンター内で定期的に懇親会を開き、仲間との絆を深めています。

導入設備

  • 〈機械系〉SolidWorks、CATIA V5、NX(UG)、Creo、iCAD SX、Inventor、AutoCAD
  • 〈電気・電子・ソフトウェア系〉
    回路図CAD、マイコン開発環境、測定器/機器(デジタルオシロスコープ、デジタルマルチメータ、信号発生器、電源)
  • 〈その他〉
    3Dプリンター

【フォローアップ体制】

導入研修終了後は、面談を重ねご本人の希望をくみ取ったうえで、適性に応じてプロジェクトに配属されます。さらに配属先でも継続してフォローを行っており、エリアごとに開催している勉強会やeラーニング、資格取得支援制度などで、学習を続けられるような環境も整えています。また、スキルチェンジを行う際の研修も実施しています。

  1. 導入研修

  2. 業務開始後のスキル確認・フォローアップ

  3. 先輩社員による技術指導(OJT)

  4. 自己学習バックアップ
    (e-learning・資格取得支援制度)

  5. スキルチェンジ時の指導

キャリアパス

技術や経験に応じてエンジニアが長く活躍し、また目標とするポジションやキャリアに向かって必要なステップを踏めるよう、キャリアパスを用意しています。キャリアパスを明確にすることで、エンジニアのさらなる意欲向上をはかります。

interview

技術力とヒューマンスキルの
両方を重視した研修は
オンラインを活用し、
受講プログラムも多彩に

ES事業部では横浜と神戸の東西2ヶ所にテクニカルセンターを設置し、入社時は新卒・経験者に関わらず、必ず研修期間を設けています。経験者にも研修を必須とするのは、未経験の分野や弱い部分に対しての研修を行うことで、どのようなプロジェクトにも対応できるマルチな人材として育成し、配属するためです。また、個人の特性に合わせたマンツーマン指導や、その人が希望する分野の研修プログラムの実施にも柔軟に対応しています。教育スタッフは寄り添うことを大事にしており、こちらから声をかけ、悩みを吸い上げて解決できるように努めているので、新卒で文系や未経験からでも、開発の現場で活躍するためのスタートをきることができます。

研修で使う機材は豊富で、プログラムも多彩です。研修用3D CADは7種類揃えており、入社後も資格支援やeラーニングなど、自己研鑽に励める制度も整えています。以前は横浜と神戸、それぞれ現地の講師が研修を担当していました。最近ではオンライン研修を取り入れて、どちらのセンターで学んでいても、同じレベルの研修が受けられるようになっています。

また、学ぶのは技術だけにとどまりません。社会人経験があっても挨拶の仕方、メモや議事録の取り方など、ビジネスマナーについても研修を行い、状況対応に関するシミュレーションもカリキュラムに組み込んでいます。アウトソーシングでは配属先のルールに則って仕事をしなければなりません。しかし経験者だからこそありがちな、思い込みによるトラブルやミスの発生もありえるので、それを防ぐためです。PCに向かっているだけではなく、人と対峙することも多いので、コミュニケーション研修も重視しています。こうした研修を受けることで配属先でも困ることがありませんし、お客さまもティーネットジャパンの技術者に安心して業務を任せてくださるのでしょう。ES事業部は長くお付き合いいただいている顧客が多く、業績も安定しています。顧客と良好な関係を築けているのは、ティーネットジャパンの技術者の技術力とヒューマンスキル、両方に高い評価をいただいているおかげだと思います。

派遣というと、知らないところに行く不安を持たれる方も多いと思います。しかし配属先にはティーネットジャパンの社員が複数名いることがほとんどで、先輩に相談しながら職場に馴染むことができると思います。技術者は全国に分散していますが、エリアごとにグループを作り、何かあればグループリーダーに相談できるような体制を敷いています。最近ではオンラインで勉強会や近況報告をし合うなど、横のつながりが強くなっています。またテクニカルセンターのスタッフによるフォローもあり、会社を身近に感じられるような支援をしています。

技術系アウトソーシングは転職せずにさまざまな企業の技術を学ぶことができ、一社に勤め続けるよりも多彩なスキルを身につけられることが大きなメリットです。当社はキャリアチェンジにも柔軟な考えを持っており、実力に応じて分野の転換だけではなく、技術職から営業職に、あるいは教育方面にといった転換も可能です。この選択肢の広さは同業他社にはない魅力だと思います。そのほか、受託開発も増えていますし、XRを使った独自の新技術開発にも挑み、新たな部署も誕生しました。これまでの経験を活かすだけではなく、チャレンジしたい、成長したいと考える方はぜひ私たちのもとに飛び込んできてください。

E.S 2006年入社
ES事業部 
横浜テクニカルセンター・
センター長

技術者として自動車や建機メーカーで活躍したあと、2019年より機械系教育講師となり、その後センター長に就任し、運営や管理を担当。

H.M 2013年入社
ES事業部 
神戸テクニカルセンター・
センター長

他社で派遣技術者として経験を重ねたあと、ティーネットジャパンへ。神戸のテクニカルセンター立ち上げを機に講師、そしてセンター長へ。